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2004年11月の日記
2004/11/28(SUN)ピアノ弾きはスピード狂!?
♪今日、友人と話していて話題になったんですが、ピアニストにはスピード狂が多いんだそうです。名前は忘れてしまいましたが何人か著名なピアニストがその例として挙げられていました。そうそう、ホルヘ・ボレットなんかもその類らしいです。

♪そして、わがピアノサークルにもスピード好きが多い。。。だいたい、その友人も車の運転に関してはスピード出しますし、加減速も激しい。僕もスピードが速いのは全般的に好きです。

♪世の中スピード狂はいくらでもいるんで、ピアニストとスピード狂(というかスピード好き?)の間にそれほどの相関関係が見出せるかはわかりません。ただ、ピアノ弾き、特に速い曲や盛り上がる曲を好む人がそのような曲を好む理由として、曲のスピード感や加速感が好きだから、というのがあるのではないかと思います。ただ速い曲というだけでなく、クレッシェンド、ときにはアッチェレランドでクライマックスに向かう(たとえばスクリャービンのエチュードOp.8-12、ショパンのスケルツォ2番など)曲を好む人は、ある面でその曲の流れに、スピード感にノッてる感覚か心地よいのかもしれません。音楽は時間の芸術、「速さの感覚」を伴うアートでもありますし。その速さを自分で(ある程度)自由に制御できる感覚。まるでマニュアルシフトのスポーツカーの感覚(こじつけすぎ?)。

♪僕も早くてスピード感のある曲は大好きですが、それに関連して思いついたのが、いつか書いた「3拍子好き」の話。僕はどういうわけか3拍子の曲を好む傾向が強いですが、それは3拍子の曲が本来的に持つ「推進力」のせいなのかもしれません。なるほど、一歩一歩あゆみを進めていくような4拍子系の曲に対し、3拍子はどんどん前に転がっていくような感覚です。その推進力、スピード感が好きなのかもしれません。

♪今はまだ僕は車の運転は未熟でスピードは出せませんが、いつかは・・・??

2004/11/25(THU)芸術オリンピック
♪最近思うように練習ができていませんが・・・。

♪ところで、オリンピックには昔、スポーツ以外に芸術の部門があってアマチュアリズムの頂点をめぐって「競技」が行われていたことを知っている人はいるでしょうか。

♪1896年、ピエール・ド・クーベルタンの提唱によって近代オリンピックがスタートしたわけですが(第1回の開催地がアテネだったわけです)、その当時のオリンピック規約には「オリンピックはスポーツと芸術の二つの部門で競技を行わなくてはならない」という文があったそうです。この芸術部門には建築・絵画・彫刻・文学・音楽などのカテゴリーがあり、日本からも「選手」が送られていました。その中には棟方志功や東山魁夷、山田耕筰などの大家もいましたが、受賞には至らなかったようです。

♪そんな芸術オリンピックも、1944年のロンドン大会を持って廃止となり、今では競技とは別にオリンピック開催中にさまざま芸術イベントが平行して行われているという状況です(たとえば2002年アテネ大会での「オイディプス王」上演など)。

♪しかしながら、芸術、特に音楽の分野でアマチュアリズムの頂点を競うというのは、僕らのようなアマチュアからするとなんとも夢のあふれる話です。まぁ音楽といっても演奏ではなく作曲の分野で競われていたわけですが。もちろん芸術に序列を持ち込むことにはあまり意味を感じませんし、審査基準がはっきりしないというのも当然ですが、国際的なコンペティションの場があるというのはアマチュア音楽という名の山の裾野を広げ、頂上をさらに高めるのにうってつけだと思うのです。

♪かつての芸術オリンピックは、上に書いた規約に見られるような強い理念によって支えられていました。現代にあっても、そのような強い理念に支えられた国際アマチュア芸術大会、それが無理ならせめて国内だけででもそういった機会を作ってほしいものです。折りしも日本アマチュアピアコン終了の話がいろんなところから聞こえているところですし。せっかく利益より理念を優先しうる「NPO」という組織も公的に認められるようになったことですしねぇ。将来自分でなんか組織作ろっかな。

2004/11/22(MON)新マイク導入!
♪先日、ピアノの録音用にと新しいマイクを買いました。パイオニアのステレオマイク。今まではパソコンを買ったときに付属でついてきたマイクを使ってたんですけど、これは音声用の安物で、音楽向けじゃなかったんです。

♪今度のはさすがに音質がよく、音に立体感が出たし、低音や高音もよく再現されています。ってなわけで記念に(笑)新しいマイクでもう一度カプースチン(take3)を取り直しアップしてみました(→Recordings)。

♪音質はよくなったものの、ダイナミックレンジ(大きい音と小さい音の差)は相変わらず小さいまま。でもこれはアップライトの限界のせいなのかもしれないなぁ。

2004/11/21(SUN)またしても浮気
♪6月にスクリャービンのソナタ4番を練習中だったころラフマニノフに浮気しかけたことを以前書きましたが、またしてもその悪い癖が出てきました(笑)。まだ幻想曲を通して弾ける状態にもなってねーってのに。

♪今回の浮気相手は同じくスクリャービンのピアノソナタ第3番第3楽章ピアノソナタ第3番第3楽章の冒頭

♪とても静かで美しい響きを持った夜想曲風の音楽で、とってもきれいなんだけど、どこか物悲しさも漂わせる曲。例によって音の響き、重なり方に魅せられました。主題部が好きです。作曲者はこの曲について「星が歌う」と言ったとか。

♪冒頭部だけ録音してみました。この曲知らない人は聞いてみてください。
ピアノソナタ第3番第3楽章(冒頭)

♪大学に入っていろんなアマチュア団体で音楽を語るようになってからというもの、こうやって新たな音の魅力に出会うことが絶えたためしがありません。うれしいことです。ずっと同じ曲ばっかり弾いたり聞いたりしているという人も、クラシックに限らずいろんな曲に触れていろんなお気に入りを見つけてほしいもんです。

2004/11/13(SAT)スクリャービン練習記
♪幻想曲の譜読みがようやく一通り終わった〜〜。最後の3ページほどは割りとスムーズに進んだから、やっぱ課題は中間部でいったん盛り上がった後の3ページだな。特にこの画像のところは弾きづらいうえに覚えづらい。

コーダへとつなぐ、ちょっと意味不明なところ

ソフロニツキー♪今日、ソフロニツキーの弾く幻想曲のCDを手に入れたので聴いてみたんだけど、テンポがかなり自由で、盛り上がるところもあまり勇ましくならないで控えめのフォルテで処理してるあたり、これが「幻想曲」ってことの意味なのかな、とも思った。でもあまりにも3拍子が崩れすぎるのにはちょっと疑問。

♪あと、CDを聴いてて、自分がかなり譜読み間違いしてることに気づいた(汗)。いったん譜読みをした後にCDを聞いて譜読み間違いに気づくってことは、まぁよくあることなんだけど、スクリャービンに関してはそれがやったらと多い。複数の旋律が絡み合ってるうえに、和音も分厚いし、臨時記号もこれでもかってくらいあるし、繰り返しも少ないし・・・暗譜への道は険しいな、こりゃ。

2004/11/12(FRI)タッチ&ゴー初め
♪自分は東京の私鉄ユーザーなもんで、パスネットは使ってもスイカを持つことはなかったんだけど、さすがにJRに乗るたびに切符を買うのも面倒になってスイカのイオカードを買ってみた。初めてのタッチ&ゴー!!(遅)

♪うわぁ、これめっちゃ便利(激遅)。秒単位を争って乗り換えダッシュをすることもある自分にとってはかなり重宝しそう。乗車履歴と残高が一目でわからないのと、500円をデポジットに取られるのは気に食わないけどね。なにしろ1000万枚以上発行されているSuica、1枚500円のデポジットを取れば、総額50億!!カードの発行に必要な経費を差し引いても有り余るお金がJRの手元に行ってるわけだ。せいぜい有効に運用して利用者に利益還元して欲しいもんだ・・・。

バイト先にて♪パスネットだってちょっとくらい割引きしてくれればいいのにねぇ。3000円で3300円分買えますとかさ。「○○限定パスネット」とか発売するたびに、そういうのを集めている人たちが買っていって、しかもプレミア価値を失わないように使わないでとっておく人が多いから、私鉄としては売ったぶん丸儲けでしょ。テレカと同じ戦略。いい商売してるんだから還元しなさいっての。口惜しいから珍しい柄のパスネット買っても必ず使い切るようにしてます(笑)。

♪バイト先の駅前にもクリスマスツリーが登場。いいかげん「早いなぁ」という感覚も薄れ、すんなり受け止めている自分がちょっとイヤ。

2004/11/07(SUN)レコーディング再開
オーディオインターフェース♪MD音源からパソコンに音を取り込むためのオーディオインターフェースを購入し、ついに録音&アップロードが自由に行えるようになった!!2年越しの夢がかなったことになります。まだマイクがヘボなんで音質はサイテーだけどね。

♪というわけで、先日録音しておいたのを数曲アップしてみた。プーランクのノクチュルとレスピーギの曲は演奏されることは少ないですが、すっごいきれいでいい曲。スクリャービンソナタ4番はもうちょっと色気のある弾き方をしたい・・・。カプは今までアップしてたのよりかはましかな、という程度。

♪ところで、録音の随所に「ギシ、ギシッ」って音が入ってますが、これはウチのピアノのイスがきしむ音(笑)。ちょっと体重移動しただけでもギシギシ鳴るんですよね。。。どうにかならないかな、これ。

2004/11/02(TUE)2000円札
♪巷間では昨日から流通が始まった新紙幣が話題になってるみたいですが、僕は何をトチ狂ったか、わざわざ銀行の両替機に行って福沢さんを2000円札5枚に両替してきました(笑)。いやー、突然紫式部が恋しくなってしまって(笑)。

♪それにしても出回りませんねぇ、このお札は。発行開始から4年も経つのに、今回知人に4000円を2000円札2枚で払ったら、「すごい〜!!」とか言って感動してましたし(笑)。外国に行ったときは20ドル札などすんごく重宝したんで、2000円札だって使い勝手はいいはずなんですが。発行枚数も5000円札より多いらしいですよ。

♪さて、練習中のスクリャービン幻想曲、今年の12月に加え、来年の1月にも弾くことが決定し、さらに5月に弾くことも確実になってきました。しかし練習の進み具合はというと・・・(汗)、ようやく譜読みが一通り終わったところ。暗譜は半分くらい?中間部の思いっきり盛り上がるところ(ここメチャ好き!)の後、大きく動きまくる左手の伴奏に乗って右手がオクターブで歌うところ、ここがなかなか覚えられない。。。

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